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静嘉堂文庫美術館の見どころ・混雑・アクセス情報を徹底解説――世界に3点のみ現存する曜変天目――

明治生命館の外観

この記事では静嘉堂文庫美術館の特徴や基本情報について紹介する。

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静嘉堂文庫美術館の特徴

明治生命館の外観(筆者撮影)

静嘉堂文庫美術館は、東京都千代田区・丸の内に所在する私立美術館である。
公益財団法人静嘉堂が運営する。愛称は「静嘉堂@丸の内」。
本館は、東京都世田谷区にある静嘉堂文庫に収蔵されている美術品を展示する美術館である。2021年までは世田谷区に所在していたが、2022年に現在地にてリニューアルオープンした。
なお、現在重要文化財に指定されており、戦後GHQに接収されアメリカ極東空軍指令部として使用されていた、明治生命館の中に移設されている。

明治生命館の内観(筆者撮影)

静嘉堂文庫美術館の代表的な所蔵品、コレクション

静嘉堂文庫美術館のコレクションは、三菱財閥の2代目総帥・岩崎弥太郎と、第4代総帥・岩崎小弥太が蒐集した古美術や古典籍などを基盤としている。その数は、古典籍は約20万冊、東洋の古美術品約6,500点からなる。そのうち、国宝7件、重要文化財84点、重要美術品79点を含んでいる。

  • [国宝]俵屋宗達筆 《紙本金地著色源氏物語関屋及澪標図》江戸時代、寛永8年(1631)
  • [国宝]《曜変天目(稲葉天目)》南宋時代(12~13世紀)
  • [重要文化財]《普賢菩薩像》鎌倉時代(13世紀)
  • [重要文化財]橋本雅邦《龍虎図屛風》明治28年(1895)

世界に現存する作例はわずか3点。曜変天目茶碗

曜変天目はまるで宇宙のを閉じ込めたような美しさをもつ茶碗。

静嘉堂文庫美術館のコレクションで最も有名と言える作例が《曜変天目茶碗》である。
曜変天目とは、焼き上げる過程で黒釉が変化し斑紋が生じている特徴的な模様をもった茶碗。黒釉に玉虫色のような模様が浮かぶ宇宙のような美しい碗だ。一般的に、中国・南宋時代に作られたと推定されており、真作かつ完品は、世界でも日本に所在する3点のみとされており、非常に希少。
現存する3点はすべて国宝に指定されており、静嘉堂文庫美術館のほか、藤田美術館 (大阪・都島区)、大徳寺龍光院が収蔵する。なお、静嘉堂文庫が所蔵する曜変天目は、「稲葉天目」と呼ばれ、3作例の中でももっとも鮮やかな斑紋であるとされている。

静嘉堂文庫美術館で、曜変天目を基本的に常設展示しており、どの展覧会に行っても鑑賞することが可能。

静嘉堂文庫美術館の基本情報

名称静嘉堂文庫美術館
住所〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
電話番号050-5541-8600
公式サイトURLhttps://www.seikado.or.jp/
開館時間10:00-17:00
※最終入場は閉館の30分前まで
※展覧会により夜間開館日あり
休館日月曜日、展示替期間、年末年始等
入館料一般:1,500円
大学・専門学校・高校生:1,000円
中学生以下:無料
障がい者手帳提示の方およびその同伴者1名まで:700円

アクセス

〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F

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東京都出身
学士(芸術)修士(芸術)学芸員資格
専門は戦後美術
東京を中心とした美術館レビューのほか、興味関心の赴くままに自由につぶやきます。

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